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伸縮装置博士を目指して! ~「フィンガージョイントの調査は難しい」編~

伸縮装置博士を目指して! ~「フィンガージョイントの調査は難しい」編~

 

ワタルくん
伸縮量を計算して、調査時の気温から遊間量を計算して…
できた!
橋種:鋼橋 桁長:40m 温度範囲:-10~+40℃(50)
調査時遊間:120mm 調査時気温:30℃
伸縮量=伸縮桁長(mm)×線膨張係数×温度範囲+余裕量
   =40000×12×10^(-6)×50+10
   =34(㎜)
遊間 =調査時の遊間+(現場調査時の気温-標準気温)×伸縮桁長(mm)×線膨張係数
   =120+(30-20)×40000×12×10^(-6)
   =124.8mm

 

※温度範囲、線膨張係数は道路橋示方書より抜粋

ワタルくん
これで選定してみると…
ふむふむ、このメーカーの製品が一番よさそうだな。
ワタルくん
単価を調べて完了!
伸縮装置の調査もわりと慣れてきたな~。
ツナグ先輩
お、もうできたの?
ふむふむ…計算も合ってるね!
ワタルくん
だいぶ慣れてきたんで、これくらいならすぐですよ~!
ハシモト
さん
今回は既設ジョイントがフィンガージョイントだったと思うけど、
この「遊間」って部分は、ちゃんとウェブ遊間をとったかい?
ワタルくん
うぇぶゆうかん…?
ツナグ先輩
ウェブプレート同士の遊間のことなんだけど…
その様子だと、ウェブ遊間は見てないみたいだね。
ハシモト
さん
いい機会だから、フィンガージョイントの調査について話をしようか。

フィンガージョイントの調査、何が違う?

ワタルくん
既設がフィンガージョイントの場合は、普通に調査しちゃいけないんですか?
ハシモト
さん
基本的には同じなんだけど、ちょっとした落とし穴があるんだ。
フィンガージョイントはざっとこんな形状をしているわけだけど…。

ワタルくん
はい。これを見て、遊間は120mmなんだなって確認しました!
ツナグ先輩
でもね、実際、古いフィンガージョイントを撤去して、新しく伸縮装置を
取り付ける場合は、こういう工程になることが多いの。

ワタルくん
ふーん…あれ?
ハシモト
さん
フィンガージョイントは全部撤去するよりも、新設する伸縮装置の入る範囲だけ
撤去するということの方が多いんだ。
つまり、新設する伸縮装置の選定条件としての遊間は…。

ワタルくん
240mm!?
大変だ、選定結果が全然違う!
ツナグ先輩
だから、フィンガージョイントのときは、ウェブ遊間もしっかり測らないと
いけないの。
これを見落として間違った選定をしてしまうと、後で実際に工事をするときに
大変な目に遭うよ~。
ワタルくん
そうですよね!
調査段階で僕たちが気を付けないと、いろんな人に迷惑がかかっちゃいますよね…。
ツナグ先輩
まあミスは誰にでもあることだから、そんなに気を落とさないで!
ハシモト
さん
ツナグさんも昔は同じミスをしたしね…。
あれは大変だった…。
ツナグ先輩
あはは~…一緒に選定の見直しをしようかワタルくん!
ワタルくん
え、あ、はい!
ツナグ先輩
それでは失礼しま~す!
ハシモト
さん
逃げた…。

 
 
 

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