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レディーミクストコンクリートとは【種類やフレッシュコンクリートとの違いを解説】

レディーミクストコンクリートとは、あらかじめ工場で製造されて、施工現場まで運搬されている通称:生コンのことです。

生コンはJIS(日本産業規格)で定められており、高い品質で短期間に施工ができる、というメリットがあるため、現在では一般的に使用されています。

しかし、工場で高品質な生コンを製造しても、現場での取り扱いを間違うと大きく品質を落としてしまいます。品質が落ちると、構造物の耐久性にも影響が出るので大変重要な要素です。

この記事では、レディーミクストコンクリートの概要や取り扱い方法についてまとめました。加えて、生コンの種類や表示方法も解説しましたので、施工管理の資料としてご覧ください。

レディーミクストコンクリートとは

レディーミクストコンクリートは略称でレミコンとも呼ばれます。

セメントと骨材、水と混和材などを工場でミキシングして、ミキサー車で現場に運搬されているのがレミコン(生コン)です。

レミコンの特徴
  • JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」に基づき管理
  • 基本的に混錬を開始してから90分以内に使用する
  • 品質と施工性のバランスが良く現代で標準的に使用される

フレッシュコンクリートとの違い

レミコンと同じような意味を持つ言葉に、フレッシュコンクリートがあります。両者の違いは、JIS(A 0203:2019)で次のように定義されています。

レディーミクストコンクリート整備されたコンクリート製造設備をもつ工場から,荷卸し地点における品質を指定して購入することができるフレッシュコンクリート
フレッシュコンクリートまだ固まらない状態にあるコンクリート

つまり、レミコンは製造・供給方法のことで、フレッシュコンクリートは状態のことを指します。

そのため、現場で練るフレッシュコンクリートも存在しており、フレッシュ=レミコンではないので注意しましょう。

レミコンが必要とされる理由

以前の施工では、コンクリートはすべて現場で練り混ぜられていました。しかし、レミコンと比較すると、多くの点で現場練りは劣っています。

項目レミコン現場練り
品質工場で均一管理現場環境に左右される
効率短期間で施工が可能材料練りや手配に時間がかかる
管理プラントによる品質管理自主管理が必要
費用輸送費等含むが人件費は減材料と人件費次第

そのため、現在では多くの現場でレミコンが採用されています。

特に、橋台や床版などの高い耐久性が求められる構造部材には、JISで規定された高品質な材料を使うためにレミコンを前提とした現場がほとんどです。

レミコンを取り扱う上での注意点

レミコンは現場練りと異なり、工場で練り上げてJISに規定された高品質なコンクリートに仕上げています。

しかし、ミキサー車で届けた後の取り扱いを間違うと、品質は大きく低下してしまうので、以下の点には特に注意が必要です。

取り扱いのポイント
  • 到着時の品質条件をクリアする
  • 打設時間は通常90分以内とする
  • 現場での加水は禁止

JISには荷卸し時点での品質項目が設けられています。強度や空気量など、様々な条件を確認することが品質を保つ上で第一です。

そして、生コンは長時間放置すると硬化や分離が起きます。基本的には練り混ぜから90分以内に打設しますが、外気温の影響も考慮して施工しなくてはいけません。

加えて、現場で生コンに水を加えるのは厳禁です。加水すると流動性が高まり施工はしやすいですが、強度の低下やひび割れの原因にもなります。

レミコンの種類

レミコンの種類は、JIS(A 5308:2019)に記載されており、用途や特徴も合わせた一覧は次のとおりです。

種類主な用途特徴
普通コンクリート橋脚・床版・建築基礎など汎用スランプ・強度・空気量などを調整して柔軟に対応
軽量コンクリート地覆・高架橋・上層階スラブなど自重軽減、断熱性◎
乾燥収縮には注意が必要
舗装コンクリート道路・空港・駐車場舗装など硬化が早く、表面仕上げ・耐摩耗性を重視
高強度コンクリート高架橋・プレテンPC構造物などFc45以上
高荷重・長スパン構造に対応可能

これら4つは、使用する粗骨材の寸法やスランプの値などにより区分されています。

また、製品はセメントの種類や呼び強度など、それぞれを記号や数字で順に表示する、ということもJISに記載されています。具体的には次のとおりです。

記号やセメントの種類などは、同じくJIS(A 5308:2019)に記載されていますのでご覧ください。