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ハイブリッドジョイントとは?【7つの特徴と製品事例を紹介】

ハイブリッドジョイントは、クリテック工業が製造している伸縮装置です。

伸縮装置は、種類によって性能や伸縮性が違うため、設置する橋や道路によって選ぶ必要があります。ですが、ハイブリッドジョイントはどの場所でも対応できて、さらには耐久性も高いので長期的に使用できるのです。

この記事では、ハイブリッドジョイントの特徴と製品の事例を写真を交えて紹介します。伸縮装置を選ぶ際の参考にしてください。

ハイブリッドジョイントとは?

伸縮装置には大きく分けて、ゴム製と鋼製の2種類があります。ゴム製は安いものの経年劣化が激しく、鋼製は長期間使えるものの騒音があるなど、それぞれにメリット・デメリットが違います。

ハイブリッドジョイントは、この2つの素材を複合(ハイブリッド)する技術を使い開発された伸縮装置です。そのため、ゴムと鋼の利点が活かされており、他の装置にはない多くの特徴を持っています。

ハイブリッドジョイント7つの特徴

ハイブリッドジョイントの特徴としては次の7つがあります。

  1. 小さい橋から大きい橋まで対応
  2. すべての橋の種類に対応
  3. 騒音が少なく快適な走行が可能
  4. 耐久性が高くメンテナンスフリー
  5. 高い止水性
  6. 施工・補修が安全で簡単
  7. 価格が安く経済的

伸縮量は20〜600mmに対応でき、RC橋や曲線橋など、橋の種類も関係なく設置できます。また、装置が露出している部分が小さいので騒音も少なく、車に伝わる衝撃もほとんどありません。

その上、製品は軽く施工が簡単で、メンテナンスも目視程度で車両規制をすることもないです。耐久性も高いので経済的にも優れており、雪の多い場所でも問題なく使用できます。

ハイブリッドジョイントの種類と製品事例

ハイブリッドジョイントは次の6つの種類があります。

製品名伸縮量(mmm)
NS〜LL型20〜175
3LIIA型200〜600
SS型20〜600
PS型(歩道用)20〜600
CS型(鋼床版仕様)50〜125
CF型(NEXCO仕様)30〜80

この中から3つの製品を特徴を交えて紹介します。

NS〜LL型

工場で一車線分を繋ぎ合わせて納品するため、施工が容易で設置時間も短いです。止水性がとても高く、騒音や振動も非常に小さいのが特徴です。

NS〜LL型設置後の様子

3LIIA型

とても高い耐久性があり、疲労試験では耐用年数50年を確認した製品です。最大の遊間量は1230mmまで対応が可能で、金属疲労の損傷がない構造のため、維持管理がしやすいのが特徴です。

3LIIA型設置後の様子

CF型

NEXCOの平成23年度基準の適合製品で、車への衝撃が少なく騒音も小さいです。一車線分を繋いで納品するため、設置が簡単で時間もあまりかかりません。

CF型設置後の様子

ハイブリッドジョイントはクリテック工業が製造・施工していますので、詳細はメーカー情報からご覧ください。

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