基本情報
| 技術・サービス名 | SMジョイント工法(ゴム劣化取替工法) |
| メーカー名 | 山王株式会社 |
| NETIS登録 | QS-180049-A |
| HP | https://kumamoto-sanou.co.jp/business-2/sm-joint/ |
開発された背景
SMジョイント工法は、伸縮装置そのものに問題ないものの、伸縮するゴムだけが劣化している場合に用いられる工法です。
本来、伸縮装置の耐久年数は約30年程度と想定されています。しかし、使用されるゴム製品は紫外線や日々の伸縮により、約10年ほどで劣化してしまうという問題がありました。

伸縮ゴムが損傷すると、そこから桁下への漏水が始まり、橋梁に深刻なダメージを与えてしまう可能性が高くなります。
そのため、既存の装置そのものは変えずに、劣化したゴムだけを取り換える工法として開発されたのがSMジョイント工法です。
施工手順
SMジョイント工法の施工手順は次の通りです。
既設のゴム材を撤去する
専用のプライマーを塗布する
バックアップ材を設置する
3成分の材料を混合攪拌する
混合した材料を充填する
付着防止剤を塗布し施工完了
施工の特徴は、3つの成分を用いた樹脂材を使用している点です。主剤と硬化剤、添加剤を混ぜ合わせることで、柔軟性の高い弾性ゴムができます。
樹脂材の混合には大型の機械は必要なく、ハンドミキサーにより現地で作業ができ、充填するのも難しくありません。これにより施工時間を半分に短縮できるため、施工費も大幅に抑えることができます。
特徴(メリット)
SMジョイント工法の特徴は以下の通りです。
- 施工性に優れている
- 大幅なコスト低減が可能
- 防水性が高い
- 環境負荷が少ない
混合する樹脂材を使用することで、施工時間の短縮や簡便性につながっています。これにより、伸縮装置の取替工事と比較して1/3程度のコストに抑えることが可能です。
また、樹脂材は垂れない性質(ノンサグ性)があるため、垂直の箇所にも充填することができます。連続性を維持できるので止水性も高いです。
加えて、この工法は劣化したゴムしか廃棄物が出ません。騒音は出ず、はつり作業も必要ないので、周囲や橋梁への負担も大きく低減できます。
施工実績
| 年度 | 施工件数 | 施工の長さ:延長(m) |
|---|---|---|
| 平成29年度 | 8件 | 123.700 |
| 平成30年度 | 20件 | 293.400 |
| 令和元年度 | 36件 | 550.800 |
| 令和2年度 | 46件 | 812.700 |
| 令和3年度 | 84件 | 1,108.300 |
| 令和4年度 | 52件 | 921.000 |
| 令和5年度 | 107件 | 1,959.800 |
| 令和6年度 | 101件 | 1,972.224 |

