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支間長とは【最大支間長や径間長との違いをイラスト図で紹介】

支間長とは、橋台や橋脚にある支点間の長さを示した言葉です。橋梁の長さを把握するときに使われており、日本国内では明石海峡大橋の1,991mが1番長い支間長となっています。

また、支間長は伸縮桁長を求める際に必要です。似た言葉として径間長がありますが、こちらを使用して伸縮桁長を計算すると、伸縮装置の選定に大きな影響を与えてしまうので注意しなくてはいけません。

この記事では、支間長がどこの長さを指すのかイラスト付きで解説しました。加えて、径間長や純径間長との違いもまとめましたので、図面で支間長を見る際の参考にしてください。

支間長とは?

支間長は橋梁の各柱にある支点間の長さを指す言葉です。具体的には、橋台や橋脚に設置されている各支承の間の長さであり、これが長ければ長いほど、橋桁のたわみや伸縮への影響が大きくなります。

ちなみに、支承とは橋の上部構造と下部構造の間にある部材のことです。詳細は以下にまとめていますのでご覧ください。

≫支承とは – 様々な種類の部材で橋桁を支える

最大支間長とは?

支間長はひとつの橋の中にひとつとは限りません。柱があるだけ支承の数もあり、それに伴い支間長も複数あります。

そして、各支間長は必ずしも同じ長さではありません。そのため、ひとつの橋の中でも長い・短い支間長があり、1番長いものを最大支間長と呼んでいます。

径間長とは?支間長との違い

支間長と似た長さとして径間長があります。径間長は橋脚など各柱の中心線における間隔を指す言葉です。

なお、橋台については中心線ではなく、パラペットまでの距離で計測します。

加えて、純径間長と呼ばれる長さもあり、これは橋台や橋脚の側面間の距離を指す言葉です。純スパンと呼ぶ場合もあります。

これら全ての長さを図にまとめると以下の通りです。

支間長を使用する場面

ハイブリッドジョイントNS~LL型

支間長は図面にその長さが記載されています。そして、それぞれの支間長は伸縮桁長を求める際にとても重要で、その計算結果を元に伸縮装置を選定しているのです。

しかし、支間長はそのままの数字を使用するわけではありません。単純桁や連続桁、支承の種類によって変わるので、条件を押さえて適切に使うことが大切です。

詳細は以下の記事をご覧ください。

≫伸縮装置の選定において必須!「伸縮桁長」とは?

以上です。

図面には様々な長さが記載されています。支間長を見間違うと色々なところに影響が出るので、注意して確認することが重要です。